看護師はやりがいと同時に責任も多い仕事。
知らず知らずのうちに、精神的、体力的に疲れてしまう看護師さんも少なくありません。
また、看護師の職場はまだまだ女性が多いし、女性特有の人間関係に悩まされることもありますよね。。。
うまくやり過ごすことができる性格だといいのですが、誰もが精神的に強いわけではありません。人間関係で毎日悩まされると、うつ傾向になる看護師って意外と多いのです。
うつ傾向になると、一度何かあった時には気分が落ち込みますし、自分を責める傾向にある看護師も少なくありません。
仕事中にトイレにこもって出ることができない。。。突然に泣き出して仕事にならないという深刻な状態の看護師の方もいると思います。
思い切って休職をしてみるのも、あなたのためです!
休職したら、せっかくやりがいのある看護師の仕事を失ってしまうのでは?
と、心配すると思いますが大丈夫です。
看護師の資格を持っている限り、看護師として再スタートすることは可能です。疲れ果ててしまった時は、一度離れてみることで、見えてくることもあります。
また、看護師は業界全体で深刻な看護師不足です。
現在、医療業界全体で看護師の人手不足が問題になっています。一般企業であれば、休職をすることで他の人材を採用されてしまい、休職後にあなたが復帰したときに活躍できる場がなくなってしまうこともあります。
しかし看護師であれば、資格所有者が少ない事から、再び看護師の仕事で復職をする事は難しくありません。
休職をするとどうなるの?申請と期間と大事な給料について
看護師を休職できる期間については、1ヶ月の短期間から半年や1年の長期の場合もあります。
職場の就業規則によって期間が定められているのに加え、とりあえず1ヶ月休んで、病状が良くならないようであれば休職期間を延長するという措置を取っている職場もあります。
延長する際は再度、診断書の発行や産業医との面談など手続きが必要です。
また、大事なお給料については、休職中の給料支給は各会社の判断となっていますので、、明確なルールはありません。
そのため、勤務先の休職規定を確認してみましょう。
ただし、有給休暇が残っていて消化する場合は、その分が給与として支給されます。
されには、健康保険の休業補償や傷病手当がある場合は、手続きの1ヵ月後に休職期間に応じた金額(通常金額の6割など)が支払われることが多いようです。
休職中もお給料がまったくもらえないことは、よっぽどのことがないとありえませんから、まずはゆっくりと休養を考えてみてください。
さて、最後に休職の申請ですが、
1、精神科、神経科、心療内科で、うつ病の診断書を発行してもらう
2、上司に病状の説明と休職したい旨を伝える。診断書も提出する
3、申請に必要な書類に記入する
4、勤め先の産業医と面談
というステップになります。
休職をするためには、まずは診断書を取得してくださいね。
休職後に看護師として復職をするために今しておくこと
休職をしてうつ傾向が快復してきても、いざ復職をするとなると怖さはあると思います。1つは休職中のブランクもありますし、同じ職場に復帰をすることで、同じ思いをすることに抵抗を抱えている看護師さんも少なくないと思います。
とくに、人間関係で休職を検討しているのなら、なおさらですよね。
その場合は、事前に相談して同じ部署の復帰ではなく違う部署に異動させてもらうのも選択肢の1つです。待遇などの労働条件はそのままに、心機一転やり直せるのが魅力でしょう。 上司に相談の上、自分の体調や適性を判断材料に部署を選択するのがポイントです。
そして、もう1つの選択肢としては転職があります。
転職活動の手間はありますが、今までより更に自分にフィットした職場を見つけられる可能性があります。
夜勤がない職場があり転職をすることで負担が減りますし、デイサービスや健診での看護師業務も選択肢の1つ。
デイサービスセンターでのお仕事なら日勤のみで夜勤は一切ありませんし、医療行為の機会も最小限にとどまり休職後のブランクがあっても復帰の怖さはないと思います。
また、健康診断の看護師業務も日勤のみで緊急対応が少なく、落ち着いて仕事にあたれる機会が多くなるでしょう。
うつになりやすい人は、真面目な人、責任感が強い人、また就職や転職といった新しい環境への適応するのに時間がかかる人などがあげられます。うつになってしまう人は、おそらく自分が一番つらいと思います。それを口に出すことが憚られると思っていわない人もいますが、職場の理解も得るために早めにきちんと話をすることが一番大切だと思います。またそのような状態に理解を示してくれる病院をさがすことも大切なことです。
転職というと大変なイメージがありますが、転職サイトに登録をしておくとあなたの希望した条件を見つけてくれますので、まずは登録をしておくことであなたの理想の勤務先が見つかると思いますよ。早めに準備をしておくことで、安心して看護師へ復職できるでしょう。