休職や退職された看護師さんが復職をするのは、2割程度というデータが出ています。
このデータは、平成24年の看護職員の現状と推移の資料が元になっており、離職し潜在看護職員約71万人のうち、約14万人が再就職をしていますから、
14万人 ÷ 71万 = 約20%(約2割)
という計算になっています。
5人に1人が看護師の復職に成功しているのですから、ブランク後に復職をすることは一般的なことで、そこまでハードルが高いことではないことが分かると思います。
とはいっても、ブランクがあると復職できるのか?自信がもてないもの。。。
無理なく看護師の復職を成功させる3つのポイントを紹介します。
無理なく看護師の復職を成功させる3つのポイント
1、不安になる原因を知る
結婚や出産などでブランクが長くなってしまった看護師さんの場合、
「ずっと働いていなかったから、今の医療現場についていけるかな」
「仕事とプライベートを両立できるかな」
「ブランクが長いから、就職先が決まるか心配」
など、いろいろな不安を抱えている状態だと思います。
現場から長く離れていると復職に不安を感じる人が多いと思います。
しかし、こうした不安へは情報を収集することで、1つずつ解決していくものですから、不安になる理由を書き出してみましょう。
例えば、
・現場から離れて期間が経過している
・最新機器や看護技術の知識に自信がない
・臨床技術についていけないのでは?
・同僚と仲良くやっていけるか?
・年下の上司と上手くやっていけるか
・育児と両立させられるか不安
このような不安は誰でも1つは抱えていると思います。
ですが、
・現場から離れて期間が経過している
・最新機器や看護技術の知識に自信がない
・臨床技術についていけないのでは?
→看護師の復職支援セミナーなどでは、シミュレーターを用いて看護実技演習を行い、最新の医療・看護についての知識、技術等の習得が可能だったり、輸液ポンプの使用方法、採血、注射、急変時の対応など実習を受けることができます。しかも無料です。
また、テキストや本などを活用することで看護師の知識を再勉強しながら、復職支援セミナーで実習受けて看護師スキルの自信を戻して復職をすることができますから、安心ですよ。
いきなり再就職活動をすると焦って不安になってしまうかもしれませんが、まずは実習などを活用して看護師としての自信を取り戻す一歩を踏み出してみることもおすすめです。
・同僚と仲良くやっていけるか?
・年下の上司と上手くやっていけるか
→復職して働くのですから、長く働きたいもの。職場の環境は気になるところですよね。このような職場の人間関係などは求人の条件だけでは分かりづらいものです。しかし、病院やクリニックの採用担当の方には、なかなか聞きづらいもの。そんな場合は、転職エージェントを活用してみるのもおすすめです。
転職エージェントは、病院の採用担当者ではないので聞きづらいことも聞けますし、質問をすることで採用に不利になることもありませんから、安心して聞けますよ。
また、ブランクの後に復職をするのですから、変なプライドは捨てて素直に学ぶ姿勢を忘れなければ、同僚や年下の上司とはいい人間関係を築けるはずですよ。
転職エージェントを活用する
・育児と両立させられるか不安
→妊娠と出産をきっかけに休職や退職をした看護師さんにとって、看護師ママとして子育てと両立をすることは、なによりも気になることだと思います。
復職をして育児と両立を考えた場合、事前の準備は必要になります。
・夜勤ができるのか?
・幼稚園の送り迎えは?
・夫や子供のご飯を作る時間はあるか?
・子供が急な発熱で保育園から呼び出しがあったらどうするか?
・授業参観や運動会の子供の行事に参加できるのか?
などなど、子供との時間を考えると、離職前のようにお仕事をすることが難しいこともあると思います。
2、求人条件の種類を知って、復職を成功させる
近くに両親などが住んでいて、仕事をしている間に子供をみてくれるなど復職を後押ししてくれる環境でしたら気にすることはありませんが、ママ看護師にとって子育てとの両立は優先順位が高い問題だと思います。
病院によっては、1日2回の授乳時間という制度があり、授乳のため仕事を抜けることができる院内保育園や子育て支援が充実している職場もあります。
ですが、そのように充実している病院ばかりではありません。
そのような場合は、いろいろな働き方あることを知ることで両立が楽になることも多いですよ。
夕飯の支度が間に合うように『日勤のみ』
家族とのお休みを合わせられる『土日休み』
などを大切にして働きたい看護師さんであれば、再就職先にはデイサービスや訪問入浴などの介護領域、小中学校の修学旅行に同行するツアーナース、保育園なども視野に入れてみるといいでしょう。
3、転職サポート会社を利用する
看護師の復職として、前の職場のような職場への復帰を考えているかもしれませんが、復職で働き方が変わることが明確であるならば、理想の職場へ再就職を希望するのであれば、まずは多くの情報を集めることが大切です。
その理由は「再就職するにはとにかく時間と手間がかかる」という事です。
再就職にはとにかく時間がかかります。 いざ新しい就職先を探そうと思ったら「本当に」大変です。
求人雑誌で自分の希望にあった就職先を探す時間・ハローワークや最寄の看護協会に通う時間や手間がかかります。
求人が多い時や、求人に巡りあえた場合はとてもラッキーですが、そうでなかった場合、自分で良い職場を探すという行動をしなければいけません。
子育てや家事をしながら就職先を探すのはあまりにも大変です。最初は頑張りますが、時間がかかればかかるほど、求人を探すのも大変になって妥協してしまい、適当な職場に就職。1ヶ月も経たないうちに「辞めたい」と復職に失敗する人も少なくありません。
だからこそ、自分は何もしなくても、あなたの希望する条件を伝えておけば転職コンサルタントが、条件に合う求人募集している職場のリストを持ってきてもらうことでサポートしてもらえるのです。
登録は無料で相談も無料ですから、ぜひ利用してみてください。
ハローワークにはない条件のいい求人情報もありますから、登録しておいた方がいいですよ。
→転職コンサルタントのページ